ディズニーの世界には、いつも元気でちょっとクセのあるキャラクターがたくさんいますが、その中でも特に目立つ存在がドナルドダックです。
彼の短気な性格は、時には周囲を困惑させることもありますが、その理由を知ると、彼が愛される理由がわかるかもしれません。
今回は、ドナルドダックが短気キャラになった背景を深掘りしていきます!
ドナルドダックの誕生
まず最初に、ドナルドダックの誕生について知っておきましょう。
実は彼の名前『ドナルドダック』は、フルネームではないのです。
本名は『ドナルド・フォントルロイ・ダック』(Donald Fauntleroy Duck)です。
彼は1934年に映画『The Wise Little Hen』(かしこいメンドリ)で脇役として初めて登場しました。当時はだいぶアヒルに近いスリムな体型ですよね。

画像出典:Wikipediaより(Public Domain)
彼のキャラクターは、声優クラレンス・ナッシュによって生み出されました。

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すぐに彼の特徴的な声とユニークな性格が観客を惹きつけ、ディズニーの人気キャラクターとなります。声マネの定番のあの声です。
短気な性格の背後にあるもの
ドナルドの短気な性格には、いくつかの要因があります。
まず、彼は非常に感情的なキャラクターで、興奮するとすぐに周りに対して怒ったり、大声を出したりします。
これは、彼自身の自信のなさや、時には自己中心的な性格に起因しているとも言われています。
特に初期のアニメではいつもドナルドは怒っているイメージがあります(それも可愛い)
- 嫉妬心:ドナルドは同じ友人たちと比べて、何かと劣っていると感じることが多いです。特にミニーマウスやグーフィーに対して劣等感を抱くことがあり、そのために短気さが露呈します。
- ストレス:彼は時に、自身の行動や計画がうまくいかないことでストレスを感じ、イライラすることが多いです。
- ユーモア:多くのファンがドナルドの短気な性格を愛している理由も、彼の感情的な反応がコミカルであるからです。ストレスが爆発してよからぬ事をしでかす。→自業自得でドナルドが可哀想な状況に陥る。
短気キャラが持つ魅力
ドナルドダックの短気さは、単なるキャラクター設定ではなく、彼の個性となっています。
1. ユーモラスな瞬間
ドナルドの短気は、時に笑いを誘います。彼の怒りが爆発すると、周囲のキャラクターはもちろん、観客までがその状況を楽しむことができます。
2. 人間味のあるキャラクター
ドナルドは、短気であるが故に人間らしさを感じさせます。
実際、誰でも自分の感情をコントロールできない瞬間があると思います。その点で、彼は多くの人に共感を呼ぶキャラクターです。
ドナルドダックの短気エピソード
ドナルドの短気な性格を描いたエピソードはいくつかあります。
例えば、ドナルドダックを主役とするアニメーションシリーズでは、彼が負けず嫌いであること、他のキャラクターとの衝突が描かれています。
また、映画『ドナルドの大冒険』では、彼の短気さが前面に押し出されているシーンが多く見られます。
特に、彼が自分の計画通りに物事が進まないとき、彼の爆発的な感情がコメディとして描かれています。これがドナルドの魅力の一つだと感じるファンも多いでしょう。
ディズニーランドの『フィルハーマジック』の元ネタ??
ドナルドダックが出演する作品に『ミッキーの大演奏会(The Band Concert)と言う作品があります。
私、東京ディズニーランドにある『』という様々なキャラクターが出てくるシアターの映像を3Dメガネで見るアトラクションが大好きなのですが、この作品冒頭の演奏会はこの作品をモチーフにしているんだと思っています。おすすめの作品の一つです!ぜひ見てみてくださいね。

画像出典:Wikipediaより(Public Domain)